福島から繋ぐTAPの輪


TAPを通しTAPのルーツとなる黒人奴隷制度を知りました。それはとても過酷なもので、家族もバラバラになり部族もバラバラにされ、話す事も踊る事も太鼓をたたく事も歌う事も禁じられた彼らは足踏みでコミュニケーションをとったとされています。

原発事故以降言葉にできない苦しみ、悲しみ、怒り、諦め、といった様々な感情を沢山の人たちが持ってしまいました。住む場所によって原発事故に対する考えも違い、福島はバラバラになっていたように思います。

僕が思う「復興」は自分たちの”表現”をもって一歩一歩、歩んでいく事。

福島でTAPという文化を知るきっかけになるよう、その手伝いができたらと思っています。そして、それぞれが自分なりの表現方法を見つけ、年齢、性別、職業など超えたそこに住む"足踏み"で1つになり、認め合い、助け合い、地元に誇りをもち、心、精神の面を豊かにし、個の存在価値の大きさを感じられるように。

そしてその表現を持って人と人、場所が繋がり大きな輪になるように。

2013 

FUKUSHIMA TAP PROJECT 

中山貴踏

     


中山貴史 SHI.N


2006年よりタップダンサー熊谷和徳氏に師事しKAZ TAP COMPANYメンバーとして全国劇場公演、ライブ、ワークショップなどの活動を経て、2013年震災をきっかけに福島での活動を開始する。はま・なか・あいづをTAPの輪で繋げるFukushima Tap Projectを立ち上げ、各市町村の住民参加型事業やワークショップ、文化庁主催事業「文化芸術による子ども育成総合事業」講師のほか、県内外の舞台公演やアートプロジェクトへ参加。

現在は”元踊る人”としてプレイヤー目線を生かし、事業のプロデュース、ディレクション、コーディネーターとして活動している。


SHI.N