TAPへの思い

TAP ON JAZZ


今年で3年となる一般市民参加型公演事業。


公益財団法人会津若松文化振興財団”會津風雅堂”主催事業。

會津風雅堂主催事業として、こうしてTAPを動かしていただき、手探りで事業担当者の方々と動かしています。

會津の文化芸術に対する思いが熱いもので、理解があります。


昨年3月の2発目の公演”LIFE GOES ON”の際に、次の公演に向けての一般公募がはじまり、4月に無料体験を開催し、1/28に開催する一般市民参加型公演事業の参加者が県外の方を含め33名集まりました。

そして5月から約9カ月の稽古を18回重ねて、1/28を迎えます。


稽古最終日の昨日まで過酷な稽古の環境の中進んできました。


1人1人のタップに対する、舞台に対する情熱、思いを発する事により、自分自身の責任をさらに背負い、仲間同志で互いを知り、皆が1つになっていきます。


世界のアジアの日本の東北の福島の會津という土地のTAPは、この土地でしか発信する事ができないものです。


タップの歴史、文化、伝統は大前提に大切なものです。

それをふまえてさらに大切なのは、この土地で生まれ育まれていくものです。


今回の公演の見所の1つは、”會津”というタップを参加者の皆だけで制作し、生みだしたところ。

例のない事にチャレンジし、やがてそれがここで受け継がれ、育まれていくように励んでいこうと思います。


そして、僕が関わる土地ではタップを通し、その土地からしか発信できないものを生み、熱くしていきたいと思います。

一番煎じ、二番煎じという概念ではなく、そこでしか生まれないものだから、各土地の表現、遊び方が必ずある。

だから、僕が関わる場所ではその土地でしか生まれないものを確立していきます。


福島県内を繋ぎ、県外と県内を繋ぐ事


1/28TAP ON JAZZ 

より多くの方々に観ていただきたいと思っています。


そして、僕個人では沖縄、東京の仲間と動き出す新たなプロジェクトも6月に沖縄で1つカタチになります。


福島を拠点に県内外としっかりやっていきますのでよろしくお願いします。


最後に。


TAPの表現は幾つもあります。

根は1つですが、シューズを履く人によって様々です。


TAPは”感情表現の言語”で”メッセージ”


僕はそう思います。

そのメッセージが、”足先”だけじゃ伝わらない。


“芸術”としてのタップ、”エンターテイメント”としてのタップ、様々なタップの表現がある。


僕のTAPは”感情表現の言語でメッセージ”です。


世界のアジアの日本の東北の福島で産まれ、ここから確実なものを発信しないと、本当の意味で地元も日本も誇れないと僕はそう思います。


中山 貴踏